簿記の試験で「時間が足りなかった」と感じたことはありませんか。
解き方は分かっているのに、最後まで終わらない。
見直しが全然できなかった。
そういう人の多くに、共通した原因があります。
電卓の打ち方が遅い、または非効率なまま になっていることです。
この記事では、
- 電卓スピードが合否にどう影響するか
- なぜ遅くなるのか
- どう練習すれば速くなるか
を整理します。
電卓スピードが合否を分ける理由
簿記2級・3級の試験時間は60〜90分。
問題数に対して、時間はそれほど余裕がありません。
仮に1問あたりの電卓打鍵が5秒余分にかかるとして、それが50回あれば合計250秒、約4分のロスです。
試験では、この差が見直しの有無、ケアレスミスの修正機会に直結します。
電卓が速いこと自体が目的ではありません。
考える時間を確保するために、 機械的な操作を速くする というのが本質です。
なぜ電卓が遅くなるのか
目線が電卓に落ちている
打鍵のたびに電卓を見る癖がある人は、視線の移動だけで時間を使っています。
ブラインドタッチ(電卓を見ずに打つ)ができていないと、問題用紙と電卓を交互に見るだけで集中力も削られます。
余計な操作が多い
- 「00キー」を使わずに「0」を2回押している
- クリアの仕方が毎回違う
- Mキー(メモリ機能)を使わずに紙に書き写して再入力している
こういった操作の積み重ねが、総時間を大きく押し上げます。
そもそも練習していない
多くの初学者は「電卓は使えばうまくなる」と思って、練習を後回しにします。
ところが試験レベルの計算量をこなすには、意識的なスピード練習が必要です。
自然に速くなることはほぼありません。
まず整えるべき3つの基本
ブラインドタッチを習得する
最初は遅くなっても、見ずに打つ練習を始めること。
1〜2週間で慣れる人が多いです。
よく使うキーの位置を固定する
「0」「00」「+」「=」「C/AC」の位置を指に覚えさせること。
手元を見ないで操作できるまで反復することが必要です。
メモリ機能(M+・MR・MC)を使う
メモリ機能を使うこと。
途中の合計をメモして再入力する人は、M+で積み上げてMRで呼び出す操作に変えるだけで大幅に速くなります。
具体的な練習メニュー
「5分間打鍵練習」を毎日やる
テキストの練習問題や過去問の数字だけを取り出して、答え合わせなしで打ち続ける練習です。
正解を求めるのが目的ではなく、打鍵の速度と正確さを上げることが目的です。
5分、毎日続けるだけで2〜3週間後に効果が出ます。
「過去問タイム計測」で現状を把握する
1回分の過去問を解きながら、電卓を打っている時間だけをストップウォッチで計る方法です。
全体の所要時間と電卓時間の比率を見ると、どこがボトルネックかが分かります。
「ミスした打鍵を繰り返す」
よく打ち間違える数字の組み合わせがある人は、その部分だけを10回・20回と繰り返して打つ練習が有効です。
練習は弱点に集中するほど短時間で改善します。
練習を続けるとどう変わるか
電卓が速くなると、試験中の「焦り」が減ります。
時間的な余裕が生まれると、問題を読み直す余裕ができ、ミスが減ります。
「解き方は分かるのに時間が足りない」という状態から、
「解き方も分かるし、時間も余る」状態に変わります。
これは点数の安定に直結します。
電卓の練習は地味ですが、習得してしまえばずっと使えるスキルです。
試験直前でなく、 学習の早い段階から取り組む価値 があります。
最後に:電卓練習は後回しにしない
電卓スピードは合否に影響する現実的な要素です。
遅くなる原因は「癖」と「練習不足」がほとんどであり、
ブラインドタッチ・メモリ機能・毎日5分 の練習で改善できます。
早く始めるほど、試験本番での余裕につながります。
解き方の勉強と並行して、電卓操作も早めに整えておきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
簿記の勉強は、正しいやり方を知ることが理解への近道です。
電卓が使えるようになったら実践です。問題集の使い方についてはこちら。

簿記は、やり方を間違えなければ、少しずつ続けられるようになります。
焦らなくて大丈夫です。
